多摩らーめん便り
第二信 知る人ぞ知る名店 藍嶌
2008.4.3 kano記
第二回は、沿線らーめん日和に載せるか迷ったが、場所は調布駅から10分以上、布田駅から6分以上の旧甲州街道沿いという、 まことに中途半端は場所であるこの店を紹介しよう。
訪問は未だ一回のみだが、その時の日記を再録する。
2008年 01月28日
失われた東京らーめんというモチーフに藍島へ。
まずは基本の醤油らーめん（650円）味玉半個入りを大盛り（50円）で注文。
事前の調べでベテランの店主と思いきや若手の店主。
先客0名、後客1名。
細麺なのであっというまのキビキビした手際で出てきた。
まず、美しい。一口スープを飲むと優しい。あとからじんわりと旨みを感じる。ストレートの細麺に、具が充実、チャーシュー、青菜、メンマ、海苔、味玉半個、特にチャーシューが厚く味付けもしっかりし、
これがスープにマッチ。絶妙だ。
最後まで滋味深い優しい味のまま完食。
現代では物足りなさも感じるが、実に無化調のどこまでも優しい安心して食べられる貴重な店。
この店構えは、まさしく小粋な小料理店の様、看板やのれんにらーめんや中華そばという文字が見当たらず、ラーメン専門店には見えない。
そのせいか、知る人ぞ知る店になっているようだ。
ひとたび店に入ると若い店主の予断のないピンとして雰囲気で、まったくもって隙のないラーメンを提供してくれる。
メニューもラーメン（塩・醤油）と特製ラーメン、つけ麺、味付け玉子、麦ごはん、エビスビールのみ。
こういった、ある意味、挑戦的なラーメン店には、ぜひこれからも、この姿勢を変わらずいて欲しい。
藍島
場所 ：東京都調布市2-24-2
電話 ：
営業時間：11:30〜15:30 16:30〜20:30
定休日 ：火
駐車場 ：なし
喫煙 ：禁煙
メニュー：ラーメン（塩・醤油）,特製ラーメン,つけ麺,味付け玉子,麦ごはん,エビスビール,大盛り,平打ち麺