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らーめん金曜深夜便

第一便 つけ麺の来し方と行く末

2008.3.21 kano記

店 まず、私はつけ麺は全く食べない。
実際、つけめんの写真を探すのには苦労した。この写真たまたま、あるラーメン店のホームページ用に撮影したものだ。
食べ歩き当初、確か中野の東池袋の大勝軒、荻窪の丸長くらいしかつけめんは存在していなかったろう。 一度きりのあの東池袋の大勝軒の20年前の訪問時にも当然、中華そば(400円)を注文していた。まわりは、皆あつもりを注文していたのが不思議でならなかった。 らーめんつけめんは別物、真夏のどうしようもなく熱いときにの冷やし中華の代用でしかないかと。 それから、つけ麺など完全ノーマークの存在だった。

だが今、つけ麺の時代らしい。
濃厚のつけ汁に魚粉までも投入したり、さらに坦々麺をつけ麺にしたり、行きつくところまで来たと思っている。さらに、その専門店まで登場し、そういった店が常時行列をつくっているらしい。 確かに、めん自体の向上と、めんそのものを愉しむ得ることがもたらしたものかも知れない。
しかし、早くこのブームは去って欲しい。
何故なら、そういった実力店にらーめんにこそ情熱を注いでもらって、落ち着いてらーめんを食べたいのだ。

週刊文春3月27日号
大勝軒ブームを叱る「つけめん」にはもう騙されない!
要旨をまとめると
「つけめんはそもそも腹いっぱいにするための賄い用。そして最大の弱点は、最初の数口の感動が最後まで続かない、途中で飽き、つけ汁がヌルくなると、味が急に落ちてくる。」
※この記事には全面的に賛同したい。

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