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多摩らーめん便り

第一信 ひとには教えたくない店 和華蘭

2008.3.3 kano記

残念ながら2009年8月閉店しました。

店 まず第一回としての店選びは、やはり自分が今現在一番通っている店を紹介するのが筋だろう。
そもそも、私がラーメン店に行く条件として重視しているのが以下の5つである。

  • 自分の好みに合い旨いと感じられる
  • コストパフォーマンスが高い
  •      
  • 家から遠くなく、いつ行っても、直ぐ、落ち着いて食べられる
  •      
  • 夕飯として食べるので、ラーメンと併せてサイドメニューが充実している
  •      
  • 過剰な接客は望まない
この条件にあっているのが、この店、和華蘭である。
言ってみれば、有名店で無く実力あるのに何故か空いている、つまりひとには教えたくない店である。

どれだけ通っているか、いくつか日記を再録する。

塩らーめん、半丼 2008年 02月16日
ラーメンを食わず1週間が経過。雪のない休日に車で和華蘭へ。 前回で半丼が値下げしていたので、それを目指す。黒豚塩らーめん(550円)、半辛挽肉丼(280円)の食券で細麺で注文。 先客8名。後客0名。 出てきた塩らーめんはいつものチャーシューに戻り、葱が青葱以外に揚げ葱が追加されている。 このひと工夫で油の風味で香りと味が途中で微妙に変わる。こういった少しのモデルチェンジを繰り返しているのも、この店に拘る理由である。 350円から280円に値下げの半丼もこの店の特有の辛挽肉と海苔と金糸卵焼と量は前と変わらない。この組み合せもよい。

特製辛挽肉ラーメン 2007年 12月27日
今年の食べ納めになるかも知れないので、今食べたいと思う和華蘭へ。 特製辛挽肉ラーメン(650円)、半ライス(100円)の食券を購入。太麺と生ニンニク入りで注文。 先客0名、後客0名。 前回気付かなかったがこのパターンで味玉半個サービスのとのこと。さらに半分が割れてしまったのでまるまる1個分サービスしてもらった。 もう書くことがなくなったが、通常の坦々麺より値段と辛さを抑えることのできる名古屋台湾ラーメンが次にご当地で来るのではないか。

2007年 5月27日
味噌ラーメン まだまだ未食メニューのあるお気に入りの和華蘭へ。 味噌らーめん(太麺)(700円)とお勧めのトッピングの味玉(100円)の食券を購入。 出てきた味噌らーめんは想像通りに旨そう。具のチャーシュー、メンマ、もやし、葱、海苔。チャーシューが煮豚でなく叉焼で、メンマ、もやしの量も多い。 地鶏の味付け玉子はとろとろで絶品。味噌スープも、太麺にからみ旨い。醤油から100円アップするが、それぞれ納得のコストパフォーマンスだ。

2006年 5月25日
塩ラーメン 黒豚らーめん(塩味)(520円)、半ライス(100円)の食券を買い、太麺を頼む。出てきたラーメンはシンプルながら彩りよいものになっている。スープを一口すすると旨みが広がる。 魚介系でなく豚の旨さか。塩だれも上品で小麦の薫る自家製麺と具のアオサ海苔、青ネギ、メンマ、薄いチャーシューと前より貧弱だが、スープと麺を味わうのにじゃまをしない脇役として効いている。 とくにアオサがよい。黒豚はチャーシューだけでなく多分スープにも使っているのだろう。この値段を考えると今年一番のラーメンだ。

ここまでこの店に要れ込むのは、別の理由もある。
2005年3月の創業以来、何度となくリニューアルを繰り返している。メニュー変更、値段変更も多々あり、 その不安定要素を毛嫌いする人も当然いると思うが、この店の場合は期待を持たせるものであるからだ。 その変遷を少し振りかえってみよう。以下、一番変化のない醤油ラーメンを比べる。

醤油ラーメン 醤油ラーメン 醤油ラーメン 醤油ラーメン 醤油ラーメン

左上から右下へ古い順にならべたが、始めは、チャーシューが天城産黒豚の煮豚、叉焼の二種類、味玉半個で650円、次は大判叉焼、貝割れ、千切り葱で650円。そこから今の形式の煮豚チャーシューで600円になり、 そこから少しの変化が見られる。

このように、具に絶えず変化が見られる。しかしながら、基本のスープは厳選素材の動物系、魚介系。本醸醤油タレ、そして国産小麦の春豊、パスタで使用されるモナセリ等のブレンドした自家製麺。これは一貫して、変わらずに旨い。

味創り 和華蘭
場所  :東京都八王子市東中野1279
電話  :042-679-0083
営業時間:11:00〜23:00(日曜日:21:30まで)
定休日 :なし
駐車場 :6台
喫煙  :店内完全禁煙
メニュー:黒豚塩らーめん,黒豚醤油らーめん,黒豚味噌らーめん,特製辛挽肉らーめん,特製タンメン,とんこつらーめん,油そば,焼肉めし,叉焼半丼,辛挽肉半丼,味付地玉子,のり,メンマ,キャベツ,もやし,ネギ,チャーシュー
※店名の由来:和食の『和』中華の『華』オランダの『蘭』江戸時代当時、日本の最先端文化の入り口だった長崎文化「わからん」から命名。

最後に、この店の特徴的なことを以下に挙げておく。
まず、太麺、細麺が選べること。小麦の風味、弾力ある喉ごしを楽しむなら太麺がお勧め。
そして、トッピングの地鶏味付玉子もプリプリして半熟具合が絶品。
また、他店では味わえないということで、名古屋台湾ラーメン風の特製辛挽肉ラーメンもお勧め。

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